エメニチ。

エメラルドグリーンな日常。モーニング娘。の佐藤優樹さんが大好きです。

まーちゃんが見つけた素敵な言葉たち ~16歳のお誕生日に寄せて~

4月に入り、立て続けに、佐藤優樹さんのインタビュー記事が発表されました。

TopYell(トップエール) 2015年 05 月号 [雑誌]/竹書房
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モーニング娘。'15『青春小僧が泣いている_夕暮れは雨上がり_イマココカラ』インタビュー│Special│Billboard JAPAN
#編集長の平賀さんが「完全燃焼」したインタビュー記事らしい

「無自覚な怪物」佐藤優樹 ライブ撮りおろし&ソロインタビュー LoGiRL)


いずれも、まーちゃんが、道重さんから受け取ったもの、そして、今、モーニング娘。‘15に対して抱く思いを、丁寧に取材し、まーちゃんの言葉を生かしながら、わかりやすくまとめあげた記事となっています。

これまで、「奇天烈な言動や天真爛漫さが注目されがち」(LoGiRL記事より)であった、まーちゃんですが、今回は、彼女のメッセージが、今までよりもずっと多くの人の心に、深く刺さっているようです。


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これまでも、まーちゃんは、たくさんの素敵な言葉を、私たちに届けてくれていました。

・ まーちゃんの弾む歌声が聞こえるような、言葉自体がダンスしているような、楽しさがありました。
笑笑佐藤優樹|モーニング娘。‘15 天気組オフィシャルブログ


・ 激しく揺れ動く感情と、それをなんとか制御しようとする理性の駆け引きが、リズムとなって、直に響いてくるようなこともありました。
はやっだしやばぃ(≧∇≦)佐藤優樹|モーニング娘。‘15 天気組オフィシャルブログ


・ 彼女の目の前で起きている自然現象を、まるで絵本のワンシーンのように、生き生きと鮮やかに、描写してくれたこともありました。
「北海道は雪が積もっているので見た目でも寒さがわかるんですけど、東京の冬は雪が無くても、太陽が出ていても、あたたかい格好をしていても寒くて、北風と太陽の競い合いみたいで意地悪なくらい寒いです(笑)。」
【モーニング娘。】 _ Web Magazine 'PILOT'


・ 「フォーメーションダンスをどのように覚えているのか?」という記者の質問に、時系列で自分を振り返り、“「ワクテカ~」と「Help me!!」は「ブレインストーミング」にたどり着くための試練だった”、と、今の自分を、その時間の流れの中に的確に位置づけてみせてくれたこともありました。
モーニング娘。「ブレインストーミング _ 君さえ居れば何も要らない」特集 (2_6) - 音楽ナタリー Power Push


・ あふれ出してとまらない気持ちを、必死に抱えこみ、そこから、また絞り出すようにして、ファンに伝えてくれたこともありました。
だいだいだいすき泣 佐藤優樹|モーニング娘。‘15 天気組オフィシャルブログ


・ 世の推移を諦観しているような発言に、まーちゃんの親世代の私も、自分の生き方を省みてしまうようなこともありました。

「私は未来は何も浮かびません。昔からそうなんです。未来は神様が決めて私を導いてくださると思うので、」

Cool-Up Girls (クールアップ ガールズ) vol.1 2014年 06月号 [雑誌]/音楽専科社
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「モノをなくしたら、イライラしませんか?なんでイライラするかっていったら、見つかるものだって思っているからなんです。最初から小人を見つけるくらい大変だって知っていれば、イライラしないじゃないですか。」
OVERTURE No.002 (タウンムック)/徳間書店
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・・・キリがないので、今回は、このあたりにしておきますw


人は、自分の見たことのないものが見たいと思うものです。まーちゃんの表現には、そんな本能を、激しくかき立ててくるようなところがあるな、と思います。

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それでは、なぜ、まーちゃんからは、こんな個性的で魅力的な表現が、たくさん、生まれてくるのでしょう。

一つは、その意味が腹落ちした言葉しか使わない、という姿勢によるのかな、と考えています。

たとえば、「おしえてこうはい」のまーちゃんのインタビューでは、“「集中」という言葉の意味が分からない”という発言がありました。

モーニング娘。’14 BOOK 『 さゆみんの… おしえてこうはい! 』/ワニブックス

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「集中する」ってどういうことなんだろう、と思ったまーちゃん。道重さんにその意味を尋ねたところ、「コンサートだったら、そのコンサートを一生懸命やることだよ」と言われたそうです。それでも分からなかったのでしょうね。そこから、まーちゃんは、「集中」について、必死に考え始めます。

長いこと、その集中力の無さが、ファンからも指摘されることが多かったまーちゃん。でも、決して、やる気がないわけではなく、ふざけていたわけでもなくて、「集中」の意味が、本当に分からなかっただけだったのかもしれませんね。本人としては、道重さんの言うとおり「コンサート一生懸命やっている」のに、なんで「集中しなさい」って怒られるんだろう、っていう思いもあったかもしれません。

というのは憶測ですが、道重さんの説明でも、「集中すること」が理解できなかったまーちゃんは、道重さんの姿からそれを見つけようと、卒業まで道重さんを観察しながら、自分の頭で必死にそれを考え続けます。そして、”「集中」とは「楽しむ」ということなのかな“という仮説に至ります。まだ、答えは見つかっていないそうです。
#この「答えはまだ見つかっていない」ところがまた大好きです。

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まーちゃんの中で、一度、腹落ちした言葉は、とてつもないパワーを纏います。

先に、だらだらと挙げていった、私の好きな、まーちゃんの素敵な言葉たちも、まーちゃんの中で、しっかり考え抜かれ、磨かれたものだからこそ、こんなに、心に響くのでしょう。


そして、まーちゃんが一度、自分のものとした言葉たちは、こうして、外に向かって発信されるだけでなく、彼女の精神や行動をも、大きく変化させているようです。

2015年、冬のハロープロジェクトのコンサート、そして、春ツアーGRADATIONでの、彼女のパフォーマンスは、目に見えて変わったと言われています。多くのモーニング娘。ファンが、まーちゃんに目を奪われてしまう!驚いた!という感想を語り合うのを見かけます。
握手会での子供っぽい行動(それも可愛いかったのですが)も、あまり聞かなくなり、ファンにしっかりと向き合って、やりとりしてくれることが多くなったようです。

まーちゃんは「集中」を知り、モーニング娘。として、より美しく振る舞えるような自分に変化したと、言えるかもしれません。


彼女の発する言葉が難解であるとされ、しばしば「哲学的」と言われるのを見かけることがありますが、その言葉自体よりも、「分かったふりをしない」というその姿勢こそが、まさに哲学的であるし、ここが、まーちゃんの魅力の根っこにあるようにも思います。

彼女が、「分かったふり」をせず、自分の頭でタフに考え続ける限り、その精神は磨かれ続けるはずです。まーちゃんは、これからも、ずっと、美しく成長し続けていくことでしょう。



気まぐれプリンセスまーちゃん。美しく羽ばたきな、蝶のように



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そして。

すぐに、言葉が見つからない時だって、焦らなくていいのです。
まーちゃんには、音楽があるからです。

これまでも、言葉が見つからない時には、擬音や同音異義語や語呂合わせ、即興ラップや替え歌といった、「言葉の音」を巧みに使いこなす表現で、まーちゃんは、いろんなことを伝えてくれました。これからも、そんな、まーちゃんらしい、まーちゃんならではの表現も、大切にしていってほしいなと思っています。

私が、特に好きなのは、このニュース動画です。


「スパンスパンスーン!」

元気いっぱいの10期4人の様子が、とてもよく伝わってくる言葉です。
長嶋茂雄さんみたいでもありますよね。


「ちち」こと、まーちゃんのお父さんは、まーちゃんは、「しゃべると馬鹿にされがち」と心配されているとのことですが、「そんなことないですよ!」と、声を大にして言いたいです。よそのおうちのお嬢さんに対して、大きなお世話な感じで申し訳ないですが、本当に、そう思います。

まーちゃんの語る言葉は、これまで以上に、たくさんの人の心に、確かに、届きはじめました。

その笑顔に、語る言葉に、身体の中から流れ出す音楽に、自信をもってくれてたらいいな。

まーちゃんから、日々、たくさんの元気や幸せをもらっている一人として、そんな風に願っています。

本日の妄想は以上です。

まーちゃん、16歳の誕生日、おめでとう!
幸せな一年になりますように!