2015-01-06 佐藤優樹 新年の抱負~モーニング娘。'15としての目標~ その1 娘。&ハロプロ 自分の言ったことが理解されなくても全く動じず、思いを伝えきったまーちゃんの落ち着き(モーニング娘。'15としての目標を聞かれて)佐藤 「笑いながら鍵を開ける!」(他のメンバー「?」となってザワザワ)佐藤 「みんな一人づつ、心には鍵があるわけじゃん?ただいま!って(家に帰る時)、楽しくない?鍵開ける時とかさ。やっと帰れたみたいなさ。その瞬間を…'15で、ずっとそういう感じにしたいな。みんなが一人づつ一人づつ。隠し事…はあると思うけど、家にいるみたいに楽ちんになりたい。メンバーと居て疲れるとか…思ったことないけど、そう思う年にはしたくない。家にいるような状態にしたい。」(飯窪 「アットホームな」)佐藤 「そう、アットホームな感じ。」(飯窪 「'14は家族みたいというのがあったけど、正直、12期とはまだ知り合えてない」)佐藤 「0歳だと思えばいい!つんくさんから生まれてきて、それを面倒みるみたいな。」(150103「モーニング女学院」より)グループの抱負として、「笑いながら鍵を開ける」と言ったまーちゃん。ほかの4人は、彼女の言っていることがよく分からなくてザワザワします。これは私の勝手なイメージなのですが、今までは、こういう時のまーちゃんって、拗ねたり、笑って誤魔化したりしている印象が強かったのです。でも、この日のまーちゃんは違っていました。仲間の反応を楽しそうに受けとめながら、説明を始めるタイミングを見計らっているように感じたのです。脳内の勝手なイメージ披露ついでにいうと、私の妄想の世界で、まーちゃんは微笑んでいました。#まさきさまマジ天女!マジ天女!ザワザワが少し落ち着いた頃に、はるなんが「どういうこと?グループの抱負だよ?」と優しく問いかけると、まーちゃんは、落ち着いた口調で「そうよ」と答えます。この「そうよ」の声の響きが、歌っているようで、とても素敵です。朗らかなようで静かな「そうよ」。迷いが感じられず、妙に説得力があります。#プリンセスまーガレット!姫さま!姫さま!そして、「そうよ」と言ったまーちゃんは、収録スタジオの中の4人とリスナーに対して、噛んで含めるように、「笑いながら鍵を開ける」とはどういうことなのか、丁寧に説明を始めるのです。社会人4年目とはいえ、まだ15歳の女の子の振る舞いと思うと、本当にすごいなぁ…としか言えません。まーちゃん、この一年でずいぶんと落ち着きましたね。一年前には、「落ち着け。サトウ。」って言われてたのにね(笑)ワンファイブのサトウは一味ちがう?!この件については、まーちゃん自身が成長しているのはもちろんなのですが、同じく10期の変化も大きいようにも思っています。10期メンバーの間で、深い信頼関係が築き上げられているからこそ、まーちゃんは、これだけ落ち着いていられるのかなと。憶測ですが。これも、私の勝手なイメージかもしれませんが、以前は、10期の3人も、まーちゃんがよく分からないことを言うと、彼女のしゃべっているのを途中で遮ったり、注意したり怒ったりしていている印象が強かったのです。でも、それも、ゆっくりと変わってきていたのかもしれません。今回の放送では、一見、よく分からない表現の中に、まーちゃんの真面目なメッセージが存在していることを、3人が確信しているように思えました。「まーちゃんの話を聞くよ」という、温かな空気が流れているのを感じました。同じことを、FC限定販売の、ハワイツアーDVDを見ていて感じたのですが、これについては、また改めて。さて。「まーちゃんの話をちゃんと聞く」、ということに関連して、少し振り返ってみますと、モーニング娘。'14において、まーちゃんのことを一番、ありのままに受けとめて、よく理解しようとしてくれた人は、道重さゆみさんでした。まーちゃんは、2014年8月19日のブログで、自分にとっての道重さんを、こんな風に語っています。まーちゃんこの前みにしげさんがソロラジオでやってらっしゃるうさちゃんピース に出演させて頂きましたっっ久しぶりに2人っきりだったんですけどさらに久しぶりに自分自身にも会えましたいつもみにしげさんといると自分自身がもどって来ます他のメンバーさんにはまーちゃんがなんか言うと(わざとでしょぉーww)って言われちゃうのでなかなか話せなかったり考えたりするのですが。みにしげさんといるとなぜかわからないのですが自分自身に会えます大大だぁーいすき 佐藤優樹 |モーニング娘。‘14 天気組オフィシャルブログ より#まーちゃんの言葉のリズムの楽しさを存分に味わうために、改行や行間は非常に重要なものと考えています。こちらの引用では行間を省略させていただきますが、ぜひ原文もご覧ください。道重さんの存在は、まーちゃんにとって、本当に大きかったと思います。さゆちゃんって本当に優しいんですよね。道重さんは、「佐藤の言っていることは半分くらい意味が分からない」と、インタビューやラジオで、何回も、ハッキリと言っています。でも、道重さんは、まーちゃんが言っていることが分からなくても、決してまーちゃんを突き放しません。ちゃんと向き合うんです。分からない時は分からないというし、会話を続ける中で、まーちゃんの言いたいことが分かれば、「分かるよ」ときちんと伝えてくれます。感心したら素直に「佐藤、いいこと言うね」とか「すごいね」って、ほめてくれます。嘘がないんです。こんな、すばらしい人が、ずっと傍にいてくれたのに、卒業してグループからいなくなってしまう。まーちゃんは、自分はどうしたらいいのだろうと、さゆの卒業発表からの半年間、ずいぶん葛藤したはずです。その様子は、著書『まーちゃんくどぅーのハロプロ先輩探訪団」からも、伺うことができます。まーちゃんくどぅーのハロプロ先輩探訪団/竹書房¥1,404Amazon.co.jpでも、今回のモー女を聴いて、まーちゃんは大丈夫だ!と、私は、思いました。まーちゃんの良きパートナーである10期の3人が、まずは、彼女の心を受けとめてくれるでしょう。そして、9期の先輩たちも、まーちゃんのことを、以前よりは、よく知ってくれているはずです。後輩だけど年上の11期の小田さくらさんも頼りになるでしょう。そして、まーちゃんにとって、実質、はじめての「いもうと」達となる12期の存在が、きっと、彼女を、より素敵なおねえさんにしてくれると思います。